今日に至るまで、非常に速いスピードで進化してきた出会い系サイトは、どんな進化を遂げてきたのでしょうか?また、できた当初は男性も女性も、無料で安全な出会いを求めることができたのに、なぜ、現在のように男性だけがお金を支払い、犯罪の温床になってしまったのでしょうか?
1995年頃に、PCユーザー同士が、同じ趣味を持つもの同士が集まり情報交換などを行うということから始まりました。その後、windows95の発売と同時に、インターネットが急激に普及し始めたことが追い風となります。
このときから、掲示板などを利用した出会い系サイトが多く開設されました。当時はまだインターネット接続自体はそれほど普及していなかったため、利用する人は限られており、男女とも、安心な出会いが期待でき、この頃はまだ、サクラとは無縁の清い世界でした。
翌年にICQという海外のチャットソフトが無料配布され、爆発的にヒットしたのですが、英語版のソフトであったため、徐々に廃れていきました。そして、1998年、映画「ユー・ガット・メール」が公開し、Eメールを利用した出会いというものが世間に受け入れられる用になるのです。同様な内容の、「WITH LOVE」というドラマもこの時期に日本で公開されました。
そして、ドコモimodeが登場し、若者に携帯インターネットが爆発的に広まります。これを機に、携帯で出会い系サイトが開設されはじめ、世の中に急激に広まり、無数の出会い系サイトが立ち上がり、売春目的で利用されたり、事件が多発し、法規制が入るようになってしまうのです。その後、お金が儲かるということでサクラを使った業者が増え、現在に至っては、出会い系=サクラという認識が一般的になってしまうのです。
現代では、非出会い系である、mixiなどの、見知らぬ人と情報を共有する、出会い目的でないSNSサイトサービスが一般的になってきて、婚活サイトも出てきました。